復活を期す浅田真央=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートの全日本選手権は22日、世界選手権の代表選考会を兼ね、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕する。2018年平昌五輪の枠取りがかかる世界選手権(来年3月、ヘルシンキ)の出場枠は男女各3枠。女子は全日本2連覇中の宮原知子(さとこ、関大)が一歩リードする中、復活を期す浅田真央(中京大)らによる激しい争いが予想される。羽生結弦(ANA)がインフルエンザで欠場する男子は、宇野昌磨(中京大)が優勝候補の筆頭。2人に次ぐ「第3の男」を巡る戦いが注目だ。
グランプリ(GP)ファイナル2位の宮原の世界選手権代表はほぼ確実。残り2枠を、浅田のほか、共に今季GPで3位になった三原舞依(神戸ポートアイランドク)と樋口新葉(わかば、東京・日本橋女学館高)、昨季世界選手権8位の本郷理華(邦和スポーツランド)らで争う。
GPでは6位と9位だった浅田だが、その後の練習では調子を取り戻し、トリプルアクセル(3回転半)ジャンプや3回転―3回転の連続ジャンプも着氷。体の痛みも訴えていないという。「悔しさを忘れないで、全日本ではありがたさを感じて滑りたい」と話していた浅田。6位以内で代表選考の対象となるが、代表入りを確実にするためにも表彰台に乗りたい。スケーティングは女子トップ級の力があるだけに、ジャンプのミスをなくせるか。
ジュニアGPファイナル3位の坂本花織(神戸ク)、昨季世界ジュニア女王の本田真凜(大阪・関大中)ら若手も力をつけており、シニアの中で上位に食い込めるかも楽しみだ。
男子は全日本4連覇中の羽生が欠場。GPファイナルのフリーで羽生の得点を上回るなど力を伸ばしている宇野は、大崩れしなければ初優勝に手が届く。「今季は完璧な演技ができていない。ノーミスの演技をしたい」と意気込む。
羽生は、過去の成績が考慮されて宇野とともに世界選手権代表になりそうだ。残る1枠は、NHK杯で3位になり、初の代表入りを狙う田中刑事(倉敷芸術科学大)か、2大会ぶり4回目の世界選手権出場を目指す無良崇人(洋菓子のヒロタ)か。
アイスダンスは村元哉中(かな)、クリス・リード組(木下ク)が、ペアは須藤澄玲(すみれ、神奈川ク)、フランシス・ブードロオデ(カナダ)組などがエントリーしている。(後藤太輔)
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■世界選手権の男女代表選考基準 1人目は全日本選手権優勝者が選ばれる。2人目は、全日本2、3位か、GPファイナル上位2人の中から総合的に判断。3人目は、2人目の選考から漏れた選手▽全日本6位以上▽最近3シーズンの国際大会成績上位3人▽今季自己ベストの得点上位3人の中から総合的に判断する。
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■全日本選手権の日程
22日 アイスダンスSD
ジュニアペアSP
ペアSP
23日 アイスダンスフリー
ジュニアペアフリー
ペアフリー
男子SP
24日 女子SP
男子フリー
25日 女子フリー
※SDはショートダンス、SPはショートプログラム