2020世界人工知能大会クラウド・サミットがこのほど開幕した。復旦大学付属華山病院の張文宏科長が対話のゲストとして出席し、人工知能(AI)の新型コロナ感染対策における効果について紹介した。科技日報が伝えた。
「新型コロナ感染症においてAIはどのような役割を果たしてきたか。未来の公共建設において、AIはどのような役割を果たしていくか。AIは感染症の進展の予測をサポートできるか」。清華大学国家金融研究の朱民院長が張氏に投げかけたいくつかの質問は、人々が関心を寄せる問題でもある。
コミュニティが封鎖された後、AIはスマート化管理で重要な役割を果たした。張氏は「コミュニティが全面的が封鎖された後、都市全体の運営はどうするか。市民はどのように生活するか、これを1-2カ月維持するにはどうするか。AIは今回、政府のスマート化管理の実現をサポートした」とAIを称賛した。
張氏は「私は医師としてビッグデータに代替されることを望まない。またビッグデータを手にした後、レントゲン写真のデータを入力するだけで処方が出ることを望まない」と述べた。今回の新型コロナ感染症について、張氏は「AI技術が真に力を発揮するのは医療診断・治療の面ではなく、公衆衛生体制の資源調達及びスマート化運営の面だ。AIが物資の調達・配分に参加すると、私たちは将来的にAIが非常に高い物資の調達・配分能力を持つようになることに気づいた」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年7月15日