ベルリンのクリスマス市（いち）に大型トラックが突っ込み、多数が死傷したテロ事件で、実行犯とみられるアニス・アムリ容疑者が事件の数分前、仲間に携帯電話で「すべてはうまくいっている」などのメッセージを送っていたことがわかった。捜査当局は、共犯者がいた可能性もあるとみている。

南ドイツ新聞が２９日伝えた。アムリ容疑者は「私は今車の中だ。私のために祈りを捧げてくれ」などとするメッセージや自撮り写真を送っていた。送り先については明らかになっていない。

同紙はまた、トラックは事件当時、衝突によって作動した自動ブレーキシステムによって停止した可能性が高いとの捜査関係者の見方を伝えた。トラックはポーランドの運送会社が所有しており、当初はポーランド人運転手が容疑者と争って止めたとの見方もあったが、検視の結果、事件前にすでに頭を撃たれていた可能性が高いという。

一方、ＡＦＰ通信は、１９日の…