2017年のえとの「酉(とり)年」生まれの人は同年1月1日現在、推計943万人で、総人口(1億2686万人)の7・4%を占めた。総務省が15年国勢調査をもとに推計をまとめた。
男女別では男性が457万人、女性が486万人。年代別にみると、17年に48歳になる1969年生まれが185万人で最も多く、96歳になる21年生まれは14万人、12歳になる2005年生まれは105万人だった。年男・年女には、俳優の黒柳徹子さん(1933年生まれ)、タレントのタモリさん(45年生まれ)、歌手の福山雅治さん(69年生まれ)らがいる。
一方、新年を20歳で迎える新成人は前年より2万人多い123万人で、男性が63万人、女性が60万人だった。96年の出生数が前年より多かったことから、2年ぶりの増加となった。ただ、新成人人口は第1次ベビーブーム世代が成人に達した70年の246万人が最多で、その後は第2次ベビーブーム世代が成人に達した94年の207万人をピークに、減少傾向が続いている。(笹川翔平)