ロシアが米大統領選にサイバー攻撃で介入したとされる問題で、米国家情報長官室は6日、「ロシアのプーチン大統領が指示した」と結論づける調査報告書を公表した。民主党のクリントン氏の選挙活動を妨害し、ロシア寄りの発言を繰り返してきた共和党のトランプ氏を当選させる目的だったとも記述した。
大統領選にサイバー攻撃「プーチン氏が指示」 米当局
報告書は、オバマ大統領が政権移行までにまとめるよう指示していた。中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)などが作成し、一般向けに機密情報は除かれた形になっている。
報告書では、「プーチン氏が、米大統領選に影響を与えるように指示した」とした上で、「ロシアの目的は、米国の民主主義プロセスに対する信頼を損ない、民主党候補のクリントン氏の名誉を傷つけながら当選させないようにすることだった」と断じた。
またプーチン氏とロシア政府が…