後半、攻め上がるパナソニックのSO山沢=伊藤進之介撮影
(21日、ラグビー日本選手権 パナソニック36―24ヤマハ発動機)
ラグビー日本選手権、決勝はサントリーとパナソニック
パナソニックが鮮やかな先制攻撃で、トップリーグ開幕戦で敗れたヤマハに雪辱した。
新人が突破口を切り開いた。7―0とリードした前半12分。SO山沢が防御の裏にキックを転がし、自ら捕球するとゴール左隅に向かって走る。タッチラインへ押し出される直前、左手一本で背後の林に「人生初」という技ありのバックパスをつないでトライを演出した。
筑波大4年の山沢は、大学での残り1年のプレーをやめてまで、今季からトップリーグに。しかし、デビューした開幕戦は「何もできなかった」と悔しい途中交代。シーズン最終盤、周囲との連係もとれ、「勝って成長を証明できた」。
もう1人の新人、WTB福岡も…