21日午後1時45分ごろ、宮崎県綾町南俣の県道を自転車で走行中の愛媛県今治市の会社員小林大哲(ひろあき)さん(24)が崖下に転落し、ドクターヘリで宮崎市内の病院に運ばれたが約1時間半後に死亡した。日本トライアスロン連合(東京)によると、小林さんは一昨年、23歳以下のトライアスロン日本選手権で優勝。国際大会の強化指定選手で、宮崎市を拠点にナショナルチームの合宿中だった。
宮崎県警高岡署によると、小林さんが下り坂を走行中、車体が道路左側のガードロープに接触し、小林さんが路肩の崖から数十メートル下の川に転落した。小林さんは仲間7人と練習中で、後続の仲間が119番通報した。現場は片側1車線の緩やかな右カーブで、署が事故原因を調べている。
同連合によると、小林さんは千葉県出身で、国内ランク10位。ナショナルチームの合宿は9~23日の予定だった。