優勝したセリーナ・ウィリアムズ(左)は姉ビーナスの祝福を受ける=ロイター
テニスの全豪オープン第13日は28日、メルボルン・パークで女子シングルス決勝があり、第2シードのセリーナ・ウィリアムズ(米)が第13シードのビーナス・ウィリアムズ(米)を6―4、6―4で破って姉妹対決を制し、2年ぶり7度目の優勝を飾った。優勝賞金は370万豪ドル(約3億2千万円)。V・ウィリアムズは初優勝を逃した。
35歳のS・ウィリアムズは4大大会の通算優勝回数が23回となり、22回で並んでいたシュテフィ・グラフ(独)を抜き、1968年の4大大会オープン化以降では単独最多になった。自身が持つ昨年のウィンブルドンでの4大大会の最年長優勝記録も更新した。
男子ダブルスはヘンリ・コンティネン(フィンランド)、ジョン・ピアース(豪)組が初優勝。
車いすの部では女子シングルス決勝があり、第2シードの上地結衣(エイベックス)は第1シードのイエスカ・グリフィユン(オランダ)を6―7、6―3、6―3で破り、初優勝を飾った。
27日の男子シングルス準決勝では、ラファエル・ナダル(スペイン)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を約5時間に及ぶ接戦の末に破り、3年ぶりの決勝進出を決めた。29日の男子決勝はロジャー・フェデラー(スイス)とナダルの顔合わせになった。
◇
〈セリーナ・ウィリアムズ(米)〉 5歳でテニスを始め、14歳でプロ転向。17歳時の1999年全米で4大大会初優勝。2002年7月に初めて世界ランキング1位に就く。03年全豪を制し、生涯グランドスラム達成。姉ビーナスとのダブルスでも4大大会を全制覇。12年ロンドン五輪は単複2冠。ツアー通算72勝目。175センチ、70キロ。35歳。米ミシガン州サギノー出身。(時事)