プロ野球ソフトバンクの松坂大輔（３６）が２８日、福岡県筑後市にある２軍施設で自主トレーニングを公開した。この日はランニングや、やや強めのキャッチボールなどで軽めに汗を流し、「道筋というか、こうすれば大丈夫というものがはっきり見えている」。復活をかけたシーズンに向け、手応えを口にした。

今季は３年契約の最終年。入団からの２年間で１勝もできていない。それでも、調整は順調な様子で表情も明るく、「感覚的に去年よりずっと良いのは確か。キャンプが楽しみ」と自信を込めて語った。

昨年１２月、オフを返上して参加したプエルトリコのウィンターリーグが転機になったという。勝ち星こそ挙げられなかったが、防御率は２点台をマーク。意識的に取り組んだのは、投げる際の左腕を出す方向の調整だ。「思い通りにできると、他のところもスムーズに動く」と試行錯誤を重ね、「最後には、『来季は良い形でいけそう』という感覚をつかめた。映像で比較しても、前とは全く違う。やってきたことが形になりつつある」。

体形も以前に比べて明らかに引…