ホワイトハウスで27日、メイ英首相(左)を出迎えるトランプ米大統領=ロイター
トランプ米大統領は27日、英国のメイ首相とホワイトハウスで会談した。就任後初の外国首脳との会談で、「特別な関係」と称される緊密な二国間関係や、北大西洋条約機構(NATO)の同盟関係の重要性を確認。米英二国間の貿易協定に向け、協議を進めることで一致した。
トランプ氏は、約1時間の会談後の共同記者会見で「両国にはすばらしい日々が待っている」と述べ、良好な二国間関係を強調。メイ氏は、トランプ大統領夫妻を年内の英国公式訪問に招待するエリザベス女王の意向を伝え、承諾を得たことを明らかにした。
トランプ氏は就任前、NATOを「時代遅れ」と批判し、同盟国に懸念が広がっていたが、メイ氏はトランプ氏から「NATOを100%支持する」との言質を得たと明らかにした。そのうえで、加盟国に国内総生産(GDP)比2%を軍事費に充てる目標を達成するよう、引き続き求めていくと述べた。
英国の欧州連合(EU)からの離脱後を想定する米英二国間の貿易協定については、速やかなハイレベル協議に向けた段取りについて協議。トランプ氏は英国のEU離脱について「誰かに監視されることもなく、自由貿易協定について協議できるようになる」とし、「(英国にとって)すばらしいものになるだろう」と評価した。
トランプ氏は28日、ロシアの…