2020年東京五輪のゴルフ会場となる「霞ケ関カンツリー倶楽部」(埼玉県川越市)が規則で正会員を男性に限定していることの見直しに関連し、丸川珠代五輪担当相が3日、小池百合子東京都知事を意識した発言を重ねた。
発端は1日に開かれたシンポジウムでの小池氏の発言。大会組織委などが女性も正会員になれるよう霞ケ関CCに改善を求めることに関連し、小池氏は「せっかくスカートをはいている五輪担当相もおられる。もっと明確に、このことを言うべきだ」と述べ、丸川氏が見直しに積極的に関わるよう求めた。
これに対し、丸川氏は3日の閣議後会見で、「(霞ケ関CCが)早く結論を出していただくことは非常に重要。深刻に受け止めていただいて、しっかり対応いただきたい」と説明。そのうえで、「男性の正会員と同じ扱いを女性も受けられるように検討してほしい」と踏み込み、自らの積極的な姿勢を強調した。
一方で、丸川氏は小池氏に電話をかけて発言の真意を確認したことを紹介。「言葉の通りです」とのメッセージが届いたことも明らかにした。
丸川氏は、このやりとりをゴルフに例え、「(都庁がある)西新宿から(ボールを)打ったら永田町のグリーンにワンオンっていう感じの、ズバーンって感じできたので、ありがたく承ります」と語った。(大城大輔)