シート打撃に登板したソフトバンクの武田
急きょ出場が決まったWBCに向け、順調に調子を上げている。ソフトバンクの武田翔太が13日、シート打撃に登板し、打者7人に被安打1、与四球1と安定感のある投球を見せた。「真っすぐが良かった。あまり変化球は投げなかった」と時折笑顔を見せながら振り返った。
右足首を痛めた日本ハムの大谷に代わり、今月に入って日本代表に加わった。一昨年の国際大会「プレミア12」や昨秋の強化試合にも出場しており、WBCへの準備は進めていた。このオフの自主トレでは、WBC用の球を試してきた。
代名詞は鋭く落ちる独特のカーブ。しかし、今は直球に主眼を置く。理由は、球数が制限されるWBCで出来るだけ長いイニングを投げて試合をつくるために、「真っすぐが生命線」と考えるから。先発を意識した強い覚悟がにじむ。