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信長読本のミス 編プロ「校正で誤り指摘、反映されず」

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地図上では岐阜市が「三重」と表記されている


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出版大手「KADOKAWA」(東京)の雑誌「岐阜信長歴史読本」に約30カ所の誤りがあった問題で、校正を担当した編集・校正プロダクション「ぷれす」(東京)が「しっかり校正作業を行って誤りを指摘したが、反映されなかった」と訴えている。


信長本のミス、KADOKAWAが謝罪 出荷分は回収へ


「信長読本」間違いだらけ 岐阜市の教材、配布中止も


ぷれすの奥村侑生市社長によると、KADOKAWAから依頼を受け、校正作業を行った上で納品したが、一部が反映されないまま出版されてしまったという。問題発覚後に依頼された原稿を再確認したところ、市などから指摘があった箇所は、全てぷれすの校正者が誤りを伝えていたという。


KADOKAWA側からは「ご迷惑をおかけした」と電話があったという。KADOKAWAの広報担当者は「ミスの原因は調査中だが、編集工程に問題があり、指摘を反映できなかった可能性がある」という。


インターネット上でも話題になり、ぷれすに対し「校正が甘い」などの風評が立ってしまったという。奥村社長は「長年コツコツと築き上げてきた信用に関わる問題なので、KADOKAWAさんにはミスが発生した経緯をしっかりと発表してほしい」と話した。(山野拓郎)



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