愛知県一宮市立浅井中学校３年の男子生徒（１４）が自殺した問題で、市教育委員会は１４日、今週中にも第三者委員会を設けると明らかにした。学校が「不適切」と認めた担任の指導が生徒への「いじめ」にあたるのか、学校の対応が適切だったのかが焦点になる。

愛知の中３男子が飛び降り自殺 グランフロント大阪

特集：いじめと君

市教委や男子生徒の両親によると、生徒が昨秋の体育祭で骨折した際、担任の男性教諭（４７）は「用事がある」と母親からの連絡に対応せず、教頭にも報告しなかった。生徒は「プリント配布を何度もやらされた」とも訴えていた。

上田隆司校長は１３日の記者会見で「不適切」と認める一方、「教員によるいじめ」とした前日の発言を翻し、「いじめかどうかはわからない」と述べた。自宅謹慎中の担任は学校側の聞き取りに対し、「配布を頼んだが、いつもではない」と話したという。担任は１４日夜、報道陣の取材に、「第三者委員会でお話しします」と答えた。

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