男子SP当日の公式練習にのぞむ羽生結弦=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートの四大陸選手権第2日は17日、韓国の江陵アイスアリーナで男子のショートプログラム(SP)がある。午前から午後にかけての公式練習では、各選手が様々な4回転を決め、レベルの高い争いを予感させる内容だった。
フィギュア特集 Kiss and Cry
羽生結弦(ANA)は4回転ループを美しく決め、着氷直後に両足のつま先を左右に開いて横に滑るイーグルを見せた。イーグルをつけられるのは、しっかり回りきって着氷できている証しで、高得点が期待できる。4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプも決め、仕上がりの良さを見せた。
宇野昌磨(中京大)は4回転フリップの着氷が乱れていたが、4回転トーループは無駄な動きや力みなくスムーズに決めた。田中刑事(倉敷芸術科学大)は何度も試していた4回転サルコーを練習時間の後半に成功。日本男子と上位を争うネーサン・チェン(米国)は4回転ルッツを、パトリック・チャン(カナダ)は4回転サルコーを決めていた。