選果場のベルトコンベヤーいっぱいにスイカが並んだ=25日午前8時44分、熊本市北区、福岡亜純撮影
日本一のスイカ生産地、熊本県で25日、大玉スイカの出荷が始まった。
熊本市北区植木町の選果場には、4農家がハウス栽培した約2100玉が朝から次々と運び込まれた。重さや糖度などを機械ではかった後、2玉ずつ箱詰めされていった。JA鹿本(かもと)(熊本県山鹿市)によると、1玉の重さは平均4~5キロで、直径20~30センチ。昨年より一回り大きく、糖度も高いという。
450玉を持ち込んだ植木町の高木譲二さん(56)は「1月の天気が良く、気温が低い割に日照量があったので、例年に比べて大きく甘く育ちました」と満足そうだった。
出荷されたスイカは27日に東京、大阪、名古屋、熊本で一斉に売り出される。JA鹿本は6月末までに約200万玉を出荷する予定。(沢田紫門)