学校法人「森友学園」(大阪市)が運営する幼稚園の運動会で、選手宣誓の際に園児が「安倍首相がんばれ」などと言ったことについて、学園の籠池泰典理事長らが3日、大阪府教育庁を訪れ、「政治的中立性が疑われ、不適切だった」などと説明した。「よこしまな在日韓国人・支那人」などと記した文書を配っていた点も不適切だったとし、今後、学園内にコンプライアンス室を立ち上げて対策を取るという。
森友学園の教育、野党が違法性指摘 首相も不適切と答弁
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同幼稚園をめぐる一連の問題について、府教育庁は学園側に、3日までの事実確認と対応の回答を求めていた。朝日新聞が入手した2015年秋の運動会の映像によると、園児4人が「安倍首相がんばれ。安保法制、国会通過良かったです」などと選手宣誓していた。学園側は府教育庁の聞き取りに対し「不適切だった」としながらも、「その年々のトピックを盛り込んでいただけで、政治的な意図はなかった」と弁明したという。
一方、「漏らしたうんちをパン…