行方不明になった黒の子ヤギ(左)と双子の白の子ヤギ(中央)、母親の「しおちゃん」(道の駅「潮見坂」提供)
静岡県湖西市の道の駅で飼われていた黒い子ヤギが、6日から行方不明になっている。生後約3カ月の「看板娘」で、名前を募って26日に発表する予定だった。関係者は盗まれた可能性が高いとみており、警察に相談するとともに、「そっとでいいから無事に帰して」と訴えている。
子ヤギは昨年11月22日に生まれた体高50センチほどのメス。国道1号沿いの道の駅「潮見坂」で、双子で生まれたオスの白ヤギと両親とともに4頭で飼われ、子どもたちの人気者だった。
ヤギは普段、店舗から離れた高さ1メートル超の囲いの中にいて、夜間は囲いの中にある小屋に入る。6日朝にスタッフが訪れると、外からかける小屋のかんぬきが外され、黒ヤギだけ行方不明に。世話をする森谷義之さん(42)は「状況から盗まれたと思う。夜にでもそっと帰してくれれば、それでいいのだが……」。
森谷さんがフェイスブックで情報を求めると多くの人に拡散。見知らぬ人からも「宅配しながら注意します」といったメッセージが寄せられるようになった。道の駅から相談を受けた湖西署は盗難の可能性も視野に入れて調べている。
道の駅を盛り上げようと農産物…