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3・4番で計7三振 履正社、それでも打ち勝つ強さ

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-3-20 12:57:11  点击:  切换到繁體中文

 

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履正社―日大三 五回表履正社1死二、三塁、石田は中越えに逆転3点本塁打を放つ。捕手津原=上田博志撮影


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(19日、選抜高校野球 履正社12―5日大三)


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3番安田が3三振、4番若林は4連続三振を喫した。それでも、履正社は打ち勝った。


1点を追う五回1死二、三塁。それまで計8三振と、日大三の好左腕、桜井の武器であるスライダーを安打できた打者はいなかった。形勢を変えたのは、1番の石田だった。


「想像以上のスライダー。3、4番はもっとマークがきつくなる。でも、僕には甘い球も来るはず」。追い込まれた。でも、その1球だけは逃さなかった。真ん中高めのスライダーをコンパクトに振り抜くと、大会第1号の逆転3ランとなってスタンドに消えた。


昨秋の明治神宮大会を制し、優勝候補に挙がる。注目を集めるのは、高校通算49本塁打の左の安田と、同じく19本塁打の右の若林。強力な中軸だが、岡田監督は「うちは組織力で戦うチーム」と言い切る。


石田は「とにかく出塁すること」と監督の意をくむが、開幕直前の練習試合3戦で3本塁打。通算本塁打はこの日の一発で14本だ。1番打者が求められる役割以上の力をもっている。


そんな打者が居並ぶから、履正社打線の破壊力はすさまじい。同点の九回は2死から2番溝辺の決勝打を皮切りに、打者12人で7点を奪った。


例年、投手力が注目されがちな選抜大会だが、今年は打撃の光るチームが多い。神宮王者の白星が“強打の春”の始まりを告げた。(小俣勇貴)




 

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