写真展の一枚。川沿いに住む女性は洪水から逃げて2階に駆け上がり、かろうじて助かった=2016年9月22日、岩手県岩泉町名目入(八重樫さん提供) 昨年8月、岩手県岩泉町を襲った台風10号により、グループホームで母を失った写真家の八重樫信之さん(73)=埼玉県所沢市=が、現場などを撮った写真を盛岡市鉈屋町の「もりおか町家物語館」で展示している。「災害の記憶を風化させず、二度と母のような犠牲者が出ないように」との思いからだ。 八重樫さんは元朝日新聞のカメラマン。母チヤさん(当時95)は、小本川の濁流が流れ込んだグループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で入所者8人とともに亡くなった。 台風襲来の8月30日、妹の看護のため盛岡市にいた八重樫さんは「楽ん楽ん」が被災している映像をテレビで見た。認知症が進み、付き添いなしには行動できなかったチヤさんの遺体は、自室で見つかった。 「最後に顔を見に行ったのが8月初旬。体調が良かったので、長生きすると思っていた。事前に避難するなどして助けられなかったのだろうか」。八重樫さんは振り返る。 葬儀を終えて現場を訪ねると、壁には当時の水位を示す線が残り、時計が洪水が襲った時刻で止まっていた。最初は何も考えられなかったが「カメラマンとして記録しなければだめだ」とシャッターを切った。 「岩泉 台風10号の記憶」と… |
台風の濁流で母犠牲「風化させない」 元記者が写真展
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