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清宮と早実引っ張った「関西組」 2年生3人、雪辱誓う

作者:辻健治  来源:asahi.com   更新:2017-3-27 14:23:55  点击:  切换到繁體中文

 

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試合に敗れ、ベンチ前で整列しグラウンドに一礼する清宮主将(左)ら早稲田実の選手たち=27日、阪神甲子園球場、加藤諒撮影


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(27日、選抜高校野球 東海大福岡11―8早稲田実)


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今大会注目の強打者、清宮幸太郎主将(3年)率いる早稲田実(東京)は、27日の第2試合で東海大福岡に敗れた。清宮君とともに主力としてチームを引っ張ったのは2年生3人の「関西組」だった。


強打が持ち味の早稲田実だったが、この日は序盤に投手陣が攻略されて主導権を奪い返せなかった。


4番の野村大樹(だいじゅ)君は兵庫県宝塚市出身。2006年夏、甲子園で早稲田実と駒大苫小牧の決勝を観戦した。斎藤佑樹(日本ハム)、田中将大(ヤンキース)両投手の投げ合いに心を揺さぶられた。早稲田実に憧れ、実家を離れて上京することを決めた。


早稲田実では入学直後から4番を務めた。高校通算本塁打はここまで23本。3年生で迎える来夏は全国選手権100回となるが、野村君は「節目の大会には絶対に出たい。甲子園に立ってみて、これからも早実の誇りを持っていかなければ、と責任を感じた」という。この日、3安打を放ったが、六回に3番清宮君が三塁打で出塁した後の打席で凡退したことを悔やんだ。「あそこで(走者を)かえせないのは4番としてまだまだ」と唇をかんだ。


捕手の雪山幹太君は神戸市育ち。「小さい頃から甲子園は『近くて遠い場所』だった」という。文武両道を志し、早稲田実に進学。昨秋、投手から捕手に転向し、5人の投手陣をまとめてきた。この日は投手が制球に苦しんだ。バッテリーミスも重なった。「甲子園の雰囲気に圧倒された。この負けを忘れない」


七回に代打に入った背番号10の中川広渡君は、京都市出身。1年生だった清宮君が活躍した一昨年の夏の甲子園を見て、早稲田実を選んだ。昨秋の明治神宮大会では背番号1をつけた。しかし今大会は調子が上がらず、マウンドに立つことなく終わった。「自分の成長を見せられなくて悔しい。夏は万全の状態で戻ってくる」と前を向いた。


早稲田実にとって今大会は春夏通算50回目の出場だった。60年ぶりの優勝はならなかったが、清宮君は「みんなに助けられ、みんなのおかげでここまで来られた。夏にはしっかり結果を出したい」と雪辱を誓った。(辻健治)




 

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