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高齢者をひとりにしない 地域をつなげ、居場所作る試み

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-4-13 20:45:34  点击:  切换到繁體中文

 

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「しあわせすぎキャバレー」で作業療法士の女性と踊る90代の男性参加者。ほかの参加者やスタッフも手拍子で盛り上げた=埼玉県幸手市


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■老いの現場を歩く:5(マンスリーコラム)


医師や看護師ら専門職だけでなく、住民主体で「2025年問題」に立ち向かう地域が、埼玉県北東部にある。幸手市と杉戸町だ。「幸手モデル」と呼ばれ、全国から注目されている。


胃ろうにする?しない? 「心のふたがとれた」とき


自宅で穏やかに…は難しい? 望まぬ延命、不本意な最期


病院も家もだめ… 安らかに死ねない時代が来る?


マンスリーコラム


その幸手市のビジネスホテルで、3月5日に高齢者向けイベント「しあわせすぎキャバレー」が開かれると聞き、訪ねた。


テーブルでは、バニーの耳をつけた管理栄養士や看護師らが、横に座る高齢者と楽しげに話をしている。通常の健康相談とは違い、リラックスした雰囲気だ。高齢者の前には、のみ込みやすいように加工された嚥下(えんげ)食や、とろみつきのドリンクが並ぶ。しばらくすると、ジャズシンガー兼作業療法士の女性が、座っていた90代の男性の手をとり、ステージ上でダンスを始めた――。


イベントを企画したのは、幸手団地のコミュニティカフェ「元気スタンド・ぷリズム」の店主を務める小泉圭司さん(49)。


「男性って、なかなか地域のイベントに来てくれないでしょ。『キャバレー』と聞けば、興味を持ってもらえるかなと思いまして」


この日は60代~90代の男女約20人が参加した。


小泉さんはかつてスーパーに勤めていたが、店内のベンチにずっと座っている高齢女性が「行くところがないのよ」と漏らすのを聞いてショックを受けた。自身も地域に居場所がないことに気づき、脱サラしカフェを開いた。このカフェを拠点に、地域の人たちをつなげるイベントや、高齢者同士が助け合う有償ボランティア「幸せ手伝い隊」を運営する。


■住民と行政のつなぎ役


幸手では、小泉さんのような地…




 

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