公開されている子グマ。左は自然の中で生まれた=登別市ののぼりべつクマ牧場
北海道登別市の「のぼりべつクマ牧場」で、子グマ2頭が公開されている。1頭は牧場生まれだが、もう1頭は山で生まれた。2頭とも、土日祝日には抽選で記念撮影が可能だ。
新冠町の山中で1月末、冬眠中の母グマが駆除され、巣穴に残された子グマを保護した。この時は1キロほどだったが、すくすくと順調に育ち、3カ月で約5倍の5・4キロになった。
4月17日には母親代わりのクマから離し、ミルクで育てている。だが女性飼育員に抱かれると、母親が恋しいのか懸命におっぱいを探していた。飼育員は「餌の魚を取る経験などをさせ、できる限り良い環境で育てたい」と話している。
一方、牧場で1月26日に生まれた子グマは体重4・5キロになった。(三上修)