月間MVPを獲得した中日の大島
3、4月の月間MVPがセ、パ両リーグから9日、発表され、パ・リーグ投手部門に金子、打者部門にT―岡田のオリックス勢が選ばれた。セ・リーグは投手部門がメッセンジャー(神)、打者部門が大島(中)。金子は3、4月にリーグ最多の2完投で4勝を挙げ、3年ぶり7度目の受賞。T―岡田は打率3割5分1厘、7本塁打で7年ぶり2度目の選出となった。メッセンジャーはリーグトップの4勝、37奪三振の活躍で4年ぶり2度目、大島はリーグトップの打率3割7分2厘で初受賞となった。
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■打率リーグトップ中日・大島も選出
中日の大島が3、4月度の月間MVPに選ばれた。リーグトップの打率3割7分2厘、42安打を記録し、8年目で初受賞となった。4月30日の阪神戦では、31歳にして通算1千安打を達成。初のシーズン200安打を目標に掲げており、「これだけ安打が出ているので、チャンスといえばチャンス。なるべく早いうちに到達して、日本記録も塗り替えられればいい」と力強く宣言した。
■阪神・メッセンジャー、目標を日本語で「優勝」
自身2度目の月間MVPに輝いた阪神のメッセンジャーは「チームメートが点を取ってくれたので、自分もリラックスして、いい投球ができた」と打線に感謝した。3、4月に勝ち星を挙げた4試合は、すべてで先取点をもらった。「投げるときは、チームに勝つチャンスを与えたい」と言う来日8年目の35歳。今季の目標は、日本語で「優勝」と口にした。この投球が続けられれば、見えてくる。
■久々の2人同時受賞
金子とT―岡田のオリックス勢が3、4月のパ・リーグ月間MVPを独占した。この2人が同時に受賞するのは2010年7月以来。リーグ最多の2完投で4勝を挙げた金子は「同じチームから同時に出るのはいいこと。続けていきたい」。打率3割5分1厘、リーグトップタイの7本塁打を放ったT―岡田は「これを自信に、一試合一試合全力で勝ちに貢献していきたい」と意気込んだ。