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米軍と交流続ける住民たち 工事進む辺野古でボート競争

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ボート競争「辺野古ハーリー」で、米軍普天間飛行場のある宜野湾市から参加したチーム=4日午後2時55分、沖縄県名護市辺、小山謙太郎撮影


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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事が進む名護市辺野古で4日、伝統のボート競争「辺野古ハーリー」があった。住民や米軍関係者などの男女42チームが参加。約7メートルの木船にこぎ手や鐘打ちなど10人が乗り、沖合200メートル間を懸命にこいで往復した。


特集:辺野古移設


特集:沖縄はいま


会場の浜辺からは、数百メートル先に米軍キャンプ・シュワブ沿岸の埋め立て予定地が見える。辺野古の住民は50年ほど前から米軍との交流を続けており、1999年には10班ある辺野古区に「11班」として迎え入れた。


嘉陽宗克(かようむねかつ)区長は「彼らなしでは、ここまで盛大な行事は成り立たない。共存関係です」。ただ、会場の浜辺を移設工事の作業ヤードにする国の計画については「やめてほしい。会場は移さず、永久にハーリーを続ける」と抵抗感を示した。


移設工事を巡っては、辺野古区の住民がつくる行政委員会が、各戸別の補償などを条件に2010年に容認を決めた。名護市は同年に反対を掲げる現市長が当選しており、今も強く反対している。(小山謙太郎)



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