水泳界のビッグカップルが好スタートを切った。競泳の瀬戸大也（ＡＮＡ）と飛び込みの馬淵優佳（ＪＳＳ宝塚）が結婚後初めて大会に出場し、１１日、そろって１位に。瀬戸は７月の世界選手権（ブダペスト）に弾みをつけたが、実は２年前に金メダルを獲得した世界選手権（ロシア・カザニ）では「危機」もあったという。

競泳・瀬戸大也選手が結婚、馬淵優佳選手と 誕生日に

瀬戸は、１１日の和歌山県選手権５０メートル平泳ぎで２７秒７０の自己ベストで１位。馬淵は、同じ日の東京での日本室内選手権１メートル板飛び込みで優勝した。

同学年で、当時同じ系列のスイミングクラブ所属だった縁で知り合った２人。２０１４年秋から交際を始め、昨年１１月のプロポーズを瀬戸は「オリンピックよりドキドキした」。婚姻届を出した５月２４日は瀬戸の２３歳の誕生日だった。お互いに相手のことを、瀬戸は「考え方が自分と全然違って大人」。馬淵は「常にポジティブ。そこが一番尊敬するところで、ひかれた」と表現する。

だが、交際を始めて間もない頃…