2月のキャンプ、躍動感のあるフォームで投げ込むヤクルトの星知弥
(16日、ヤクルト8―5日本ハム)
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人口約1万7千人の栃木・那珂川町出身の新人2人が、プロの舞台で対戦した。ヤクルトの先発投手・星(明大)と、「7番・二塁」で出場した日本ハムの石井一(早大)だ。
2人は小学校時代からライバルとして対決してきた。高校時代は3年夏の栃木大会決勝で当たり、石井一の作新学院が星の宇都宮工を下した。東京六大学では、石井一が1年時から主力として出場し、星は4年になって頭角を現した。昨秋のドラフト会議では、ともに2位で指名された。
星は5回3失点で勝ち負けはつかなかったが、石井一を2打数無安打に抑えた。試合後、星は「中田選手よりも、石井の方が気になった。向こうもだいぶ意識していたと思う」。
実は前日、予告先発を確認していなかった石井一から星に「いつ投げるの」とメッセージがあったという。それに対して、星はスポーツサイトに掲載された「先発・星」の画像を送り返したという。(伊藤雅哉)