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「便器の水、飲もうと…」 元球児・レッド吉田さん語る

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高校球児にエールを送ってくれたレッド吉田さん=伊藤菜々子撮影


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京都・東山高校硬式野球部OBで、控え投手として甲子園出場経験があるレッド吉田さん(51)に、白球を追った高校時代を振り返ってもらった。


――京都大会で優勝した瞬間、覚えていますか


うれしかったですね。決まった瞬間はベンチにいたんですけど、マウンドに一番最初に行きました。そこに内野手も集まってきて。本当に最高でした。


勝ち進むにつれて、どんどんチームワークが良くなっていくんです。僕も京都大会で2試合くらい投げた。メンバーに入ってなかったり、1試合も投げてなかったりしたら、また違ったかもしれない。目標が甲子園出場で、そのために野球部に入って頑張ったから、本当にうれしかった。


――母校の東山は昨秋の府大会を制しましたね


メンバーに入ってる子の父親がOBで僕の後輩なんです。連絡があって、すごく喜んでいたのが印象的です。春の甲子園に行けなかったのは残念でした。


ただ、一番伸びる時期って、春の甲子園の後。甲子園に行けなかったら伸びるんです。僕らも行けなかった。そこから監督が交代して、みんな練習に力が入ったんだと思います。


――それで夏に向けてぐっと伸びたんですね


そう。ひと冬越えると太ももやお尻の筋肉が厚くなるんです。1年、2年と冬を積んでいくと。だから冬場にいかに自分を追い込むか。それで全然違うんですよ。高校生なんてみんな同級生で、元はそんなに変わらないんだから。


――どんな練習を?


知恩院(東山区)の階段をがーっと登るんですよ。エースと一緒に、自主トレでそういうことをやっていました。1段飛ばし、2段飛ばし、と何本も。


――これはきつかった、という思い出はありますか


最初のころですね。僕なんか軟式上がりで一般入試で入ったから、選ばれて入った同級生に最初はついていけなかった。1年生は体力づくりで、ひたすらダッシュ。無制限のダッシュというのがあって、延々とグラウンドをダッシュして。いつ終わるかわからない。50本とか100本とか、終わりがわかっている方が楽なんですよね。ものすごく長く感じた。


当時のことですから、水も飲めない。ひざに手もついちゃいけない。「禁断の水」というのがあるんですけど、便器の水なんです。あれには手を出せなかったんですけど、どれだけ飲みたいと思ったことか。


――続けられたモチベーションは?


やめたかったけど、やめる勇気がなかった。もう1回、高校野球やれって言われても絶対にやりたくない。後は慣れですかね。しんどかったですけどね。


プロ野球選手になるんだっていう思い込みもあった。王貞治さんみたいになりたかった。僕、小学校の時のチームで一番ホームランを打って、卒業するときに賞をもらったんですよ。打ったときの快感とか、人よりも遠くまで投げられるとか、早く投げられるとか、そういう単純なうれしさが原点なんです。


――甲子園の舞台に立ったときはどうでしたか


マウンドに上がってピッチング練習とかやりました。本当にすり鉢状で、本当に広くて。いつもは観客席からしか見られないじゃないですか。西京極球場(現わかさスタジアム京都)が狭く感じました。ああ甲子園ってすごいな、と思いました。


甲子園に出るために、野球しかやってなかったですから。頑張ってご褒美もらえるっていう成功体験ができた。神さまが見ててくれたのかなと思いましたね。


――京都の球児たちにメッセージをお願いします


高校生なんだから、力の差はないと思って、とにかく最後の夏を楽しんでほしい。18歳の夏の高校野球は最高の財産になると思うんで、思い切ってプレーしてほしい。今年は大阪が強いって言われてるんですけど、京都にも一つでも多く勝ってほしいですね。


あと、初球からどんどんバットを振ることですね。投手はそういうバッターは嫌いだから。


――投手へのアドバイスを


ピンチのときこそ自分のペースで投げることが大事ですね。平常心で、100%の自分の力を出してほしい。(聞き手・松本江里加)



〈れっど・よしだ〉 京都府生まれ。1983年夏に東山(京都)の控え投手として甲子園に出場。佛教大でも野球を続けた。卒業後は一般企業に勤めるが、94年にゴルゴ松本とお笑いコンビ「TIM」を結成。バラエティー番組や映画などで活躍している。51歳。



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