VRを体験する人たち。座っても楽しめる=東京都新宿区
バンダイナムコエンターテインメントは12日、東京・新宿に14日開業する国内最大級のVR(仮想現実)体験施設「VR ZONE(ゾーン) SHINJUKU(シンジュク)」を報道関係者に公開した。恐竜が襲ってきたり、漫画に登場する主人公の得意技に挑戦したり、VRを中心に16種類の体験が楽しめる。
施設は2階建てで、面積は約3500平方メートル。映画館「新宿ミラノ座」の跡地にオープンする。
「マリオカート アーケードグランプリVR」は任天堂のレースゲームをもとにしたVR体験。専用のゴーグルを付けて装置のイスに座ると、複雑に揺れて実際に乗り物を運転しているように感じる。障害物を避けたり、ゲームのアイテムを手でつかんで投げたりしながら遊べる。「恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル」は、暗いジャングルで恐竜が本当に襲ってくる感覚に陥る。「施設内で最も怖い」(広報)と言い、体験者は悲鳴を上げていた。
「ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波」は、漫画「ドラゴンボール」がテーマ。ゴーグルを付けると目の前に現れる主人公の孫悟空らから指導を受けて、得意技の「かめはめ波」を学べる。床と手が振動したり、前方から空気が噴き出したりして、全身で得意技を体感できる。
VR以外にも、プロジェクションマッピングを使った演出なども楽しめる。飲食店や限定グッズを販売するショップもある。
年中無休で、営業時間は午前10時~午後10時。予約制で、入場料は13歳以上が800円、6~12歳が500円、5歳以下は無料。VRの対象年齢は13歳以上で、それぞれの体験には当日購入できる1千~1200円のチケットが必要。入場料と4種類のVRチケットのセットは4400円。(植松佳香)