後援会の会合が終わり、支援者を見送る中川俊直衆院議員(中央)=29日午前11時55分、広島県東広島市
不倫報道などで4月に経済産業政務官を辞任し、自民党を離党した中川俊直衆院議員(47)=広島4区=が29日、広島県東広島市で報道陣の取材に応じ、不倫問題を謝罪したうえで、議員活動の継続を表明した。
不倫・金銭・長靴…自民当選2回生、続く不祥事 背景は
中川氏はこの日午前、後援会の支持者らを前にこれまでの経緯を説明し、不倫問題について謝罪したという。後援会も議員活動の継続を認め、次の衆院選に向け、支持していくことを決定した。
その後、中川氏は報道陣に「今回の一連の報道を通じ、ご迷惑をおかけしたすべての皆様に心からおわびを申し上げたい。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。離党後3カ月以上、自ら公の場で説明してこなかったことについて「心身の故障で国会開会中、公の場に出てくることがかなわなかった」と釈明した。衆議院事務局によると、中川氏は4月21日から国会本会議を欠席していたという。中川氏はこの1カ月余り、地元支援者らを訪ね、おわび行脚に歩いたと明かし、この日をもって議員活動を再開すると述べた。
中川氏は4月、「一身上の都合」を理由に経産政務官を辞任。直後に週刊新潮が中川氏が不倫に関与したなどと報じた。これまで自身のフェイスブックで、「家族がありながら、会社員時代からの知り合いの女性に好意を抱き、その方を深く傷つけてしまった」(4月18日付)などと釈明していた。