婚約が内定し、記者会見する眞子さまと小室圭さん=3日午後3時4分、東京・元赤坂、代表撮影
太陽のような明るい笑顔、月のように静かに見守る存在――。3日に婚約内定の会見をした秋篠宮家の長女眞子さま(25)と小室圭さん(25)は、互いをこう表現した。大学での出会いから結婚を意識し、約5年の交際を実らせた。ゆかりの人たちは祝福ムードに沸いた。
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東京・元赤坂の赤坂東邸で午後3時から開かれた記者会見。眞子さまはミントグリーンのワンピース姿で紺色のスーツを着た小室さんと会見に臨んだ。
眞子さまは最初に「天皇陛下のお許しを頂き、婚約が内定いたしましたことを誠にうれしく思っております」と述べた。続いて、九州北部豪雨や各地の豪雨の犠牲者を悼み、婚約内定発表の具体的な時期が決まる前の突然の報道で「多くの人にご迷惑をおかけし、申し訳なく思っております」と語った。
出会いは大学1年の頃。当初は「すれ違うと軽くあいさつをする程度」だったが、2012年に交換留学生の説明会を機に親しくなり、留学前に交際を始めた。「お互いにおつきあいをする人は結婚を考えられる人でありたい」との気持ちがあり、当初から結婚を念頭に置いていたという。
眞子さまは、小室さんがどんな存在かと問われると、「温かく励まして下さる存在」と述べた。最初は小室さんの「太陽のような明るい笑顔」にひかれたが、性格を深く知るうちに、まじめで自分の考えと強い意志を持ちながら努力する姿や物事に心広く対応する姿にひかれた、と話した。
眞子さまは英国へ、小室さんは米国へ、留学した後も連絡を取り合い交際を続け、帰国後の13年12月に小室さんがプロポーズ。眞子さまは「私の心は決まっておりましたので、その場でお受けいたしました」。
小室さんは夜空にきれいな月を見つけ、思わず眞子さまに電話したエピソードを披露。「月のように静かに見守って下さる存在」で、愛情深く、確たる信念を持っているところに強くひかれた、と語った。
互いの呼び方を尋ねられると、眞子さまは「実演はご遠慮申し上げるのですけれども」と恥ずかしそうに笑いつつ、「ファーストネームで呼び合っております」と明かした。
皇族の女性と結婚することについて小室さんは「非常に責任が重いことと思い、真摯(しんし)に受け止めております」と話した。小室さんは現在、一般事務員として法律事務所に勤務し、契約関係の書類の英訳などを担当。夜間に一橋大大学院で経営法務を学んでいる。将来の夢や目標については、「今は目の前の仕事と勉学にしっかり取り組むことが重要であると考えております」と述べた。(多田晃子、中田絢子)