プロ志望を表明する早稲田実の清宮幸太郎選手=22日午後0時39分、東京都国分寺市、遠藤啓生撮影
プロ志望届提出を表明した早稲田実高の清宮幸太郎選手(18)の会見での発言は次の通り。
早実・清宮、プロ志望を表明 ドラフト1位で競合は必至
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――決断した一番の理由。決め手となったこと。
これがというのはあまりない。それでもやはり昔からの自分の夢でもありましたし、より高いレベルで野球をやりたいという思いから。
――決断の時期は。
カナダから帰ってきてからすぐ決めました。
――誰に一番相談したか。
誰というのはあまりない。
――監督にはどのような言葉をかけられたか。
伝える時は「プロに決めました」と伝えさせていただきました。反応は笑顔で受け止めてくれました。
――ご両親は決断に当たってどのような反応だったか。
自分が選んだ道を応援してくれるということでしたので。
――印象に残っている言葉など。
特にないです。
――日本のプロ野球ですよね。
もちろんです。
――ドラフトでは競合が予想されるが。
なれるかどうか分からないので、自分を成長させてくれる球団に。
――憧れの選手は。
早実の先輩である王貞治さん。ずっとお会いしたり、プレーを見たり、憧れをもって野球をやってきた。868本を目指せるような選手になりたい。
――メジャーへの思いは。
自分の夢は変わっていない。プロの世界でも一つ一つクリアしていくことで、それにつながっていくという確信があるので、一つ一つ目の前のことを一生懸命取り組んでいければ。
――どのような経験が一番決断につながったか。
2回ジャパンに選んでいただいたり、甲子園に出場したこと、ホームランの数を更新することができたこと。
――日本代表でプレーしたいか。
やるからにはそこを目指してやっていかないといけない。
――こだわりたい数字は。
あんまりないですけど、早実の先輩の王さんの記録は目標になる数字です。
――日本でどういった成績を残して大リーグに挑戦したいか。
あんまり考えていなかったんですけど、ホームラン王になると言いましたけど、そこは自分の目標だと思っています。
――王さんの868本、意識しているか。
早実の先輩ですし、抜かさないといけないという使命感。やるからには王さんのような野球人になりたい。
――ずっと悩まれていた。プロを目指した理由を改めて。
野球に集中できる。自分の夢はプロ野球選手だったので、野球に集中できる環境を選びたいということでプロを選びました。
――大学進学に傾いていた時期もあったのか。
もともと早実に来たのは、早大でラグビーをしたかったので入ったんですけど、大学に行くつもりではありました。最初は大学に行くつもりでいて、高校野球をやって、いつごろかという感じ。選択肢が途中から出てきた感じです。
――プロ入り後の展望。最初からトップに行きたいか、ファーム(で鍛えて)からか。
活躍できるに越したことはない。一軍で活躍することを目指す。
――12球団OK? 話を聞いてから?
これから話を聞くということなので、まだちょっと分からないです。
――プロで通用する部分と課題は。
通用するなというところは、まだよくわかってはいないですけど、足りないところではU18もそうだったが、バットが違うので。あとはパワー。もっとしっかりトレーニングを積んでパワーをつけたい。
――プロを志望する同世代から受けた刺激は。
もちろん大切な仲間なので、みんなでがんばれればと思っています。
――こうして意思を表明しての心境を。
友達とかからもすごいどうするのとか聞かれるので、すっきりしたという面ではすっきりした。ここからプロを目指すので、厳しさであったり、やっていけるのかなという不安だったり、まだないわけではないので、そういう思いを消すためにも、厳しい世界に身を置いて自分を鍛錬できれば。
――ラグビーでなく野球を選んだきっかけは。
最初はふつうの野球好きの少年だった。自分が大きく変わった、人生が大きく変わったのは、世界大会で優勝して活躍できたことだと思っている。あそこから自分の人生というか、あの時はあまりわかっていなかったですけど、いま思えばあの経験が自分にとって大きかった。
――プロ野球選手としてどのような存在になりたいか。
高校時代からたくさんの方が球場に足を運んで応援してくれて、それが自分の力にもなっていたので、プロ選手になってもたくさんの人に応援していただけるように、プレーで見ている人たちを幸せにしたり、感動したりさせてあげられるような選手になること。自分の野球選手としての理想像はそこにある。
――大リーグの夢がある。日本のプロ野球でしっかりやってから行きたいのか、なるべく早く行きたいのか。
まだそこまで考えていない。これから自分がどんな選手になっていくのかによっても変わっていく。
――もし大学に進んだら勉強してみたかったこと。
……経済?
――U18ですでにプロ志望を決めている選手がいた。彼らの存在によって決断が濃くなったのか。
それはないです。