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ライターの高野りょーすけさんは昨年3月からブログで「東大生の1日を50円で買ってくれませんか」企画を始めたところ、人気を集めました。海外からも注目される現役東大生に今回の選挙と自身のスタンスについて聞いてみました。
連載:インフルエンサーに聞く選挙
――今回の選挙戦を見て、率直な感想は?
解散のタイミングや新党設立の流れの展開を見ると、ドラマみたいだと思います。
――楽しいですか。
見ていると楽しいですよ。政治ってバトルなんだと感じる。バトル漫画みたいな楽しさですね。限られたパイをどう奪うか。新党をつくったり、有力な武将を引っ張ってきたり、ゲームのような感じです。
高野りょーすけ茨城県生まれ、東大法学部の3年生。留年が決まった翌年に自分のブログで始めた企画がヒット。体験記は2月に書籍化された。昨年10月のハロウィーンの日に東京・渋谷を「童貞」と書いたTシャツで歩いて注目を集め、台湾の新聞やテレビでも報じられた。
選挙について話す高野りょーすけさん=東京都中央区、池永牧子撮影
――まわりの学生と政治や選挙について話しますか。
僕、あまり学校に行っていないですからね。冷めている人は学内でも増えているんじゃないですか。
――選挙で注目している点は何ですか。
どこの党が一番になるかはもちろんですが、その先に日本は大きく変わるのか注目しています。特に自衛隊の話とか。
――憲法に自衛隊を明記することですか。
9条が絡んだ憲法改正はどうなるんだろうか、と思いますね。さらに憲法改正したなら、その先の米国と日本の関係も気になります。これも普段の僕からしたら、すごく大きな話です。
――大きい話をする時の気持ちはどうですか。
大きすぎて、ある種の無力感は感じるものの、壮大なので楽しいですね。
東大生の1日を50円で買ってもらう企画で最近、「政治家になりたいので家族を説得して」という依頼が来たそうです。どうなったのでしょうか?
――これまでに選挙に行ったこ…