日本シリーズ出場を決め、帽子を取ってファンの声援に応えるDeNAのラミレス監督=上田幸一撮影
プロ野球DeNAは24日、クライマックスシリーズ(CS)最終ステージ第5戦を制し、19年ぶり3回目の日本シリーズ進出を決めた。広島市内のホテルで、ラミレス監督、筒香、梶谷、山崎康、ロペスの4選手による記者会見があった。主な一問一答は次の通り。
――CS最終ステージ初戦で負けてから4連勝した。突破の要因は
監督 最大の要因は決して全員が下を向かず、諦めなかったこと。ファイティングスピリット(闘志)を常に出していたから勝ち得た。1戦目は負けたけど諦めず、2試合目に勝って勢いに乗れたことが大きかった。いろいろな方からDeNAは「若い、経験がない」と言われた。それでも一人一人のハートが強かった。
――監督がMVPをあげるとしたら
監督 誰を選ぶか難しいし、誰を選んでもおかしくないが、まずはロペス。すごく活躍した。筒香も3ホームラン、山崎康は全ての勝ち試合に登板した。チームの勝利、チーム全体の勝利だと思う。
――山崎康投手が最後は空振り三振を奪って試合終了。その時の思いは
山崎康 あんまり気負わずに最後のバッターをと、朝起きたときから決めていた。結果が出てよかった。
――筒香キャプテンから見てチームが成長した点は
筒香 昨年はこの広島で負けている。変な気負いもなく、試合が中止になったときも一喜一憂せずに次勝つという思いだった。毎日が新しい。一日一日を集中できるようになってきた。
――日本シリーズは地元横浜でと言っていたことが現実になった
筒香 ファンの方が一番待っていたと思う。かないましたので日本一を目指して頑張ります。
ロペス シーズンは3位だけれど、決して下を向くことなく戦い続けられた。日本シリーズでもいい結果が出せると思う。
梶谷 ここまできたらハートが強いほうが勝つ。気持ちをしっかりもって一試合一試合戦っていきたい。
山崎康 横浜でもたくさんのファンの方が応援してくれると思う。胴上げピッチャー、最後にマウンドにいられるようにしたい。