2人がネット上で販売していた商品の画像。自動車メーカーの模倣エンブレムが付いた部品を差し込むと、運転中でも警告音が鳴らない仕組みだった
シートベルトを着けなくても警告音が鳴らないようにする部品に、自動車メーカーのエンブレムの模倣品を付けて販売目的で持っていたとして、千葉県警は15日、神戸市の男2人を商標法違反(販売目的所持、侵害行為)の疑いで逮捕した。車の違法改造を手助けしたとして道路運送車両法(不正改造の禁止)違反の幇助(ほうじょ)容疑での立件も目指すという。
逮捕されたのは、神戸市兵庫区で車用品店を営む中国籍の林瑞勇容疑者(41)と従業員の木下英雄容疑者(48)。県警によると、2人は7月25日、神戸の会社で、トヨタなど車メーカー3社のエンブレムの模倣品を付けた車の部品19点を販売目的で所持し、3社の商標権を侵害するなどした疑いがある。
この商品は「シートベルト警告音キャンセラー」。金属製で、ベルトの差し込み口にはめ込むと、シートベルトを着用しなくても、警告音が鳴らなくなる。2人は「GLASSY」の店名を掲げ、インターネット上の大手通販サイトで「助手席に荷物を載せても警報音を解除できる」などの触れ込みで売っていた。偽エンブレムはレクサス、ホンダなどのほか、BMWなど海外メーカーの物も確認されているという。
県警はネット上のサイバーパト…