イスズペレット1600GTに乗ってレッドカーペットに向かう小林稔侍さん=愛知県の名鉄豊田市駅前
愛知県豊田市が舞台の映画「星めぐりの町」の完成披露上映会が25日、同市であった。出演者の小林稔侍さん、壇蜜さん、高島礼子さん、黒土三男監督らがクラシックカーに乗って登場し、名鉄豊田市駅前でレッドカーペットを歩いた。
映画は今春、撮影された。東日本大震災で家族を失って傷を抱えた少年が、遠縁にあたる豊田市で豆腐屋を営む男性に引き取られ、交流する様子を描いている。
俳優生活50年超で映画初主演となる小林さんは「ずっと下から上ばかりを見る存在の私にとってレッドカーペットは初めて。ほこりをかぶっていたタキシードも喜んでいます」と感無量だった。
壇蜜さんは「これまでの出演作はお子様には見せられない映画だったので、レッドカーペットには無縁でした。踏みしめて歩きました」、車好きの高島さんは「今日のクラシックカーは走っているだけですごい。2000GTに乗せていただいて感動です」と話した。
登場したクラシック名車はトヨタ2000GTやトヨタスポーツ800、トヨタクラウンDX、イスズペレット1600GT。映画の公開は、愛知県内の一部では2018年1月20日から、その他の地域では1月27日からとなる。