商業施設「Corowa(コロワ)甲子園」の外観イメージ(三菱地所提供)
不動産大手の三菱地所(東京)は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園駅前にある旧イオン甲子園店を、新しい商業施設「Corowa(コロワ)甲子園」としてリニューアルすると発表した。来年のゴールデンウィークに開業予定で、地下2階にはイオンが再出店するという。
三菱地所によると、建物は地下2階、地上6階建て。地下2階~地上3階のフロアに約60店舗が出店する予定。
地下2階には食品スーパーとしてイオンが入り、地下1階~地上3階は衣料品や雑貨店、レストランなどが入るという。地上4階から屋上は駐車場になる。
名称は、「ココロ、ワクワク」するような施設を目指し、「Corowa」としたという。
旧イオン甲子園店の前身はダイエー甲子園店で、1995年に開業した。2015年1月にイオンがダイエーを完全子会社化したのに伴い、16年3月にイオン甲子園店が新装開店。その後、今年2月に信託受益権(賃料収入などを得る権利)を取得した三菱地所が土地と建物の実質的なオーナーとなった。建物は8月からリニューアル工事が進められてきた。
三菱地所の広報担当者は「地元客や甲子園の野球観戦客を取り込む、暮らしに密着した施設にしたい」と話している。(吉沢英将)