エキシビションで演技する宇野昌磨=白井伸洋撮影
(25日、平昌五輪フィギュアスケートエキシビション)
宇野昌磨の心の支えは正反対の弟 生徒会役員、モデルも
特集:平昌オリンピック
言葉を動きに、動きを言葉に。「孤高の星 羽生結弦」
日本勢で真っ先に登場したのは、初出場で銀メダルを獲得した男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)。青いシャツと白いパンツというさわやかないでたちで男性ボーカル曲とともに舞った。トリオプルアクセル(3回転半)ジャンプや、氷につきそうなくらい背中を反って横向きに滑る「クリムキン・イーグル」で大歓声を浴びた。
英語が苦手なので、エキシビションの全員での踊りを覚えるのにどうやってコミュニケーションをとるのかを聞いたとき、「別に、だいたい僕が特別に1人でやることはないので。前の人についていけばだいたい合っているので問題ないかなと思います」と報道陣の笑いを誘った。
五輪でも「気持ちは普段と変わりない」と口にした。メダリスト会見でうたた寝しそうになるなど、大物ぶりを発揮。そんな神経のずぶとさが、メダルにつながったのかとすら思わせる。「演技も、生活も、ぐうたら」「(メダル見せたい人は?)誰にもみせたくない」「(メダルを)触りたい人は触って下さいという感じ」など、数々の迷言を残した。