浜田雅功=門間新弥撮影
「ジャンクSPORTS」に出演
浜田雅功さん「あの『間』、ほかの番組ならキレるけど」
答えに詰まったり、しゃべることを忘れたり、声が小さかったりするゲストたち。「この空気この空気。帰ってきたって感じですね」。ハラハラを笑いに変える。
様々な競技のアスリートをスタジオに招くトーク番組「ジャンクSPORTS」(フジ系、日曜夜7時)がこの1月、約8年ぶりにレギュラー番組として復活した。
ただ、初回の特番はうまくいきすぎたと首をひねったという。「出来はよかったんですけど、自分の中ではこんなんジャンク違うよ、と」
レギュラー放送の収録を終えて、「間を楽しむのがジャンクです」と満足そう。「(お笑い芸人なら)顔でちょっと『頼みまっせ』『いま(話を)振ってくれ』みたいなのあるじゃないですか。アスリートですから、全員が目そらしますよ。でも、逆に突拍子もないこともいうてしまうからおもしろい」
競技では見せない素顔を引き出してきた。コツは、しゃべっていない人を観察することだという。「パッと見たら聞いてるのか聞いてないのかわからん顔してる人とかおるんですよ。順番でもないときに、コンって入れる」。そうやって、トークの才能を引き出された人も多い。「そういう意味では、スポーツがダメになっても、しゃべりがある。アスリートの救済番組みたいな部分もある」。プライベートで交流を続けている選手もいるという。
日曜夜は、各局の高視聴率番組がひしめく激戦区だ。「ワンクールで終わるかも」と爆笑しつつ、「それはそれで笑いとしてはおもろいねんけどな~」。(文・滝沢文那 写真・門間新弥)