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競歩の山西、アジア大会へ 「京大だから」にも卒業

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日本選手権男子20キロ競歩で2位に入り、笑顔を見せる山西利和


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彼との出会いは2014年の春。17歳以下で争う世界ユース選手権の競歩で優勝した堀川高(京都)の選手が、京大工学部に現役合格したと聞いた。かつて同じ京大の体育会系クラブで汗と涙を流した記者の心は騒ぎに騒ぐ。すぐ取材に行った。私の目の前に現れた山西利和は眼鏡をかけ、飾りっ気のない「これぞ京大生」という男だった。


最初に聞いた。「世界一になって、京大も現役合格って。山西くん、ちょっとうまいこといきすぎなんじゃないですか?」。彼はニヤッと笑って、言った。「これはもう、僕ひとりの力でやったことじゃないんで。ほんとに周りのみなさんに感謝してます」


何とも優等生の発言を聞いた日から4年。22歳になった山西は日本のトップレベルと肩を並べる存在になった。昨夏の台北ユニバーシアードでは20キロで優勝。今年2月の日本選手権20キロでは日本歴代2位の1時間17分26秒で優勝した高橋英輝(えいき、富士通)に15秒差の2位。5月の世界チーム選手権(中国)と、夏のアジア大会(ジャカルタ)の日本代表に選ばれた。


日本の男子20キロでは近年、高橋、藤沢勇(ALSOK)と松永大介(富士通)が「3強」だった。日本選手権で藤沢と松永に勝った山西は、少々感慨深げに言った。「去年は3位で、周りの方の受け止め方は『京大なのにすごい』っていうだけでした。実力以上の評価をしてもらってた部分もあると思います。でも今年は事前に『3強にどう挑むか』という構図をつくっていただいて、ようやくフラットに比較してもらえました。まだ1回勝っただけですので、ここからトップ争いに絡んでいけるような努力をしたいです」


この1年は毎月のようにナショナルチームの合宿に参加した。「レースで争う選手のみなさんと身近に接することで、どれぐらいの水準で練習してるのかが分かりました。ちょっとずつ勝負していけるようになって、『対抗して頑張ろう』という気持ちが強くなりました」。一方で京大に戻ると違和感を感じることもあった。京大だけに、陸上を第一に考えている学生ばかりではない。「そういう中で、自分を律してやることはできたと思います。僕自身よくないなあと思うんですけど、変なプライドのせいでみんなと一線を引いてたところがあって。京大での4年間に対する評価は、もうちょっと経ってみないと分からないです」


工学部物理工学科で、卒業論文のタイトルは「空間同定法を用いた信号の周波数推定」。それは世の中にどう役に立つ研究なのか尋ねると、山西は爆笑した。「基礎研究なんですよね。難しいですね。まあ振動の解析なので。音とか機械振動とか」


4月からは実業団の愛知製鋼に進んで、最大の目標である20年東京五輪へ歩いていく。もし競歩がなければ大学に残って研究を続けたい気持ちもあったかと聞くと、「研究はそんなに好きでもないですね。すごいざっくり言うと、言われたことをやってるのが好きなんですよ。ワハハハハ。自分から主体的にってのはなかったです」。この言葉を聞いて、完璧な人なんていないんだと感じさせてくれた。なかなかおもろい男だ。しかも大学4年間は実家暮らしで、部屋でゴロゴロする時間も多かったという。部屋も散らかっていて、母親からは初の一人暮らしを心配されている。


アジア大会に向けては「何としても出たかった大会ですので、しっかりメダルをとりたいです」と語った。山西利和は京大体育会出身者の星だ。「京大生なのにすごい」の境地を乗り越え、世界と渡り合っていく彼を温かく見守りたい。(篠原大輔)



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