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球場にツキ呼ぶ…マネジャー、お守り45個に込めた願い

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-3-30 9:59:35  点击:  切换到繁體中文

 

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富島の記録員山田紗香さんが作ったお守り=遠藤真梨撮影


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(29日、選抜高校野球 星稜11―2富島)


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「いつも通りの力を出して、勝ってほしい」。そんな願いがこもった「お守り」が、初出場の富島の監督や選手のバッグにぶら下がっていた。


記録員としてベンチ入りした山田紗香(さやか)マネジャーら、4人のマネジャーによる手作りだ。大会ごとにデザインを考え、フェルトを買いに行って、4人で分担してパーツを縫い合わせる。睡眠時間を削って作るマネジャーもいれば、「寝る時間は削れない」と練習後に学校に残って作る人もいる。


甲子園出場が決まったのは1月26日。その日から「お守り作りを始めました」。初めての甲子園。富島らしさを出したいと、選手のソックスの青色と監督のノックバットとバックの刺繡(ししゅう)の色であるオレンジの2色を使うことに。「富島では、オレンジは『ラッキーカラー』って呼んでいます」。球場のフィールドをかたどり、外野部分に「TOMIKO」とフェルトを縫い合わせるデザインに決めた。


選手たちに渡すのは、関西に出発する前の3月16日に決めた。「全員、平等に見ているので」と、監督とベンチ入りした選手だけではなく、部員全員分の約45個を作った。「でも、2日前で3個しかできていなかったんです……」。4人で力を合わせて、最後の追い込みをかけた。「本当ギリギリで間に合いました」


思いの詰まった「お守り」を付けて挑んだ、甲子園での初めての試合。相手は、甲子園30回目の出場になる星稜(石川)。三回に一時、リードを奪ったが、その裏に大量失点して敗れた。


それでも試合後、表情は明るかった。「絶対に帰ってきます。もう、次のデザインも考え始めています。最後なので、他の学校にもない、誰も持っていないようなオンリーワンを作りたいです」。最後の夏へ。マネジャーも共に戦う。(大西史恭)




 

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