3日の練習に参加したタイガー・ウッズ=ロイター
男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメント(米・ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)は5日、開幕する。事前の話題をさらっているのが、タイガー・ウッズ(米)だ。歴代2位タイの4度優勝を誇る42歳が、腰の痛みを克服して3年ぶりに戻ってくる。
3日は、記者会見に臨んだ。昨年4月の腰の手術からの1年を「起き上がるのも、歩くのも、座るのも困難だった私が今、ゴルフクラブを振っている。ヘッドスピードが時速129マイル(207キロ)。これは奇跡だ」と振り返った。
ウッズにとって4度目の腰の手術は「脊椎(せきつい)固定術」と呼ばれる手術で、痛みの原因となる骨などを取り除き、別の骨や金属で複数の背骨を動かないよう固定する。ウッズは「快適な日常生活を送れるようになるとは思っていたが、こんなスピードでゴルフクラブを振れるようになるとは思っていなかった」という。黄金時代のドライバーのスイングスピードは時速202~207キロだったという。現状は安定して時速193キロを超えるという。最盛期には及ばないが、プロの上位に匹敵する。
復帰に向けたトレーニングは、…