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会ったことない父との「家族写真」 津波遺児、小学生に

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大壁吏理佳さん(右上)が英里奈ちゃん(中央下)のために切り貼りしてつくった「家族写真」。中央の男性が勇喜さん


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大壁英里奈(えりな)ちゃん(6)は、東日本大震災の41日後に生まれた。宮城県石巻市のカキ漁師だった父親の勇喜(ゆうき)さん(当時49)は津波の犠牲になり、抱きしめてもらったことがない。母親の吏理佳(りりか)さん(48)と3人の姉兄の愛情に囲まれて育ち、この春、仙台市の小学校に入学した。


震災の日、おなかが大きかった吏理佳さんは、保育所と小学校に3人の子を迎えに行き、浜の自宅に戻った。消防団員の勇喜さんは水門を閉めるため、入れ違いに出て行った。「気をつけて」と言えなかったのが心残りだ。


まもなく自宅の1階が津波にのまれ、吏理佳さんらは2階でかろうじて助かった。その後、仙台市の病院で出産。今は英里奈ちゃんら4人の子どもと暮らす。


韓国出身の吏理佳さんは18年前、国際結婚業者の仲介で嫁いできた。カキむきや浜の暮らしに戸惑いながらも、勇喜さんの喜ぶ顔がみたくて懸命に子育てしてきた。いま、「英里奈がこんなことできるようになったのよ」と言っても、ほめてくれる相手はいない。


英里奈ちゃんは絵が得意だ。ときどき勇喜さんの顔を描く。吏理佳さんによれば、「つなみでしんだ」ことはわかっているが、なぜか今年に入って「パパただいま」と家に入ってくるようになった。「透明人間で、いつも一緒にいるんだ」とも話すという。


家の中にはあちこちに勇喜さんの写真が飾られている。「パパとえりなが一緒の写真はないの?」。吏理佳さんは何度も尋ねられ、入学の記念として、勇喜さんと最後に撮った写真に晴れ着姿の英里奈ちゃんの写真を切り貼りして組み合わせた「家族写真」を贈った。


小学校生活が始まった。吏理佳さんは「パパのように、人の役に立つ人間に育ってほしい」と願っている。(編集委員・石橋英昭)



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