記者の質問に答える民進党の岡田克也常任顧問=2018年4月27日午後4時17分、三重県川越町、小林裕子撮影
民進党・岡田克也常任顧問(発言録)
新党構想が成功したとしても立憲民主党との関係をどうするかという問題が残る。その役割を誰がどう果たすべきか考えたときに、私自身が新党に行くのではなく無所属議員としてとどまって、両党が大きな固まりになるための推進力になることが、考えられる私の役割ではないかと考えた。新党には参加しないということを今日正式に申し上げるところです。
私は1993年に自民党を離党して以来、実は離党という経験がない。よく新聞に「渡り歩いている」と書かれることがあるが、渡り歩いているのではなくて、所属する政党が他の政党と一緒になって大きくなったり、突然なくなって他の党を立ち上げざるを得なくなったり。こういう経験は何度も繰り返しているが、私から既存の政党を離党して他の党に移る経験は自民党を離党して以来、二十数年間ないわけです。
自分が懸命につくってきた党。代表や幹事長は何回もやっているし、綱領や政策は私自身が関与したものがほとんど。今日も職員の人が1人、私の(議員)会館の部屋に来てくれて涙を流してくれた。多くの職員を採用したり、一緒に苦労したりした仲間。そこから私が離党するのは釈然としないところもあるが、新党に行かないとなればそういう選択をせざるを得ない。また大きな固まりをつくったときに一緒にやれると思っているので、しばし無所属という形でしっかりと大きな固まりをつくるために努力したい。(三重県川越町の地元事務所での記者会見で)