(29日、ガ大阪3―0鳥栖)
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チャンスを決めきれない重苦しい雰囲気を、ガ大阪の倉田が一瞬で変えた。
後半23分、右サイドでボールをひろうと、中央にドリブルで切り込みながら、ペナルティーエリアの外から左足を振り抜いた。正確にコントロールされたシュートがゴール左上へ。利き足とは逆の足での豪快な今季初得点に「まぐれ」と笑いながらも「打たないと入らないから」。
今季就任したクルピ監督の指導のもと、シュート練習を増やし、ゴールへの意識を高めてきた。この日はチーム最多タイの5本のシュートを放ち、「意識を変えたことが体に染みついてきた」と言う。背番号10の先制点を皮切りに、チームは今季のリーグ戦最多の3得点で快勝。自動降格圏をようやく脱した。
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○クルピ監督(ガ) 「攻守のバランスが今シーズンで一番よかった。勝利しかない状況で勝利に値する内容だった」
○黄義助(ガ) 韓国代表監督が視察するなかで今季7点目。「チームでいいプレーをすれば(W杯に)選ばれる可能性もあると思う」
○マテウス(ガ) 豪快なミドルシュートで初得点。「いい時間帯だった。ゴールの喜びよりもガンバが勝てたことがよかった」
○倉田(ガ) 左足のミドルシュートで今季初得点。「打たないと入らない。意識を変えたことが体に染みついてきた」