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女子部員、最後の夏も一人スタンドで 性別悩まぬ日願い

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練習の合間に雑談する壬生の田中有依さん(右)と野沢征慎君(左手前)=7日午後5時55分、栃木県壬生町藤井


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より高く、より遠く。壬生(栃木)野球部の女子部員、田中有依さん(3年)は小学生になった頃、放課後になると校庭のブランコをよくこいだ。


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ブランコが好きだったからではない。ブランコから見える、野球チームの練習を見るのが好きだったからだ。投げて打つ。走って捕る。一目ぼれだった。


宇都宮市の陽光小3年の時、念願の野球チームに入った。高校球児だった父親の文昭さんは、うれしさのあまりコーチに就いた。


小6の夏には県大会で逆転サヨナラヒットを打った。胴上げをしようと追いかける部員たちを、照れ笑いしながらかわした。野球が生きがいになっていた。


しかし、中学に入ると男子部員との体力の差が出始めた。すると、小さなことが気になり出した。他の部員と並んでいた時のこと。ふと足を見た。「なんだか、小さい」。一回り大きい運動靴を履いた。「どうして女に産んだの」と、母の奈美さんに当たった。


高校でも野球部に入り、練習試合では投手などとして活躍。でも公式戦には出られない。野球は好きだけど、続けるのがつらい時もある。今年2月、田中さんは幼なじみで、壬生のエースの野沢征慎君(3年)にラインでメッセージを送った。「どうすればいいか分からない」


野沢君は戸惑った。田中さんが弱音を吐くのは相当思い悩んでいるということだ。普段は部活でへとへとで、午後10時には眠りに就く。でもこの日は、日付が変わるまで携帯をにらみ続けた。


今までの田中さんの姿が頭をよぎっていた。小中は別の学校だったが、合同チームを組んだ時に彼女は群を抜いて強かった。そして壬生でも、田中さんは文句も言わずに男子部員と練習に打ち込んでいた。


伝えるべきことは明らかだった。「もう一度自分がどうしたいのか、何になりたいのかを考え直して」。卒業後も野球を続けたいんでしょ。ここで諦めるの?


田中さんは我に返った。そしてふと手を見つめた。小麦色に焼けた、分厚い手。もっとごつごつさせて、野球で生計を立てていきたいんだった。「ありがとう。やっぱり野球がやりたいよ」。そう返信した。


高校野球で一番好きなのは、チームメートを応援している時。チームの心が一つになる瞬間だ。だからこそ、最後の夏もベンチで一緒に応援したかった。選手がかえってきたら、すぐに駆け寄って一緒に喜びたかった。けれど、今のルールではそれができない。


一人スタンドから応援するのがさみしい。その悔しさを、社会人野球で晴らしてやる。そして、性別で悩まずに純粋に高校野球を楽しめる日が来ますように。(宮田真衣)



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