衆院議院運営委員会の古屋圭司委員長は3日、日本維新の会の足立康史衆院議員に対し、2月の衆院予算委員会の発言について口頭で厳重注意した。足立氏は立憲民主党の辻元清美国会対策委員長について「国土交通副大臣の時に(自治体に)補助金を配って(国有地購入費を実質)ゼロ円にした」などと発言。同党などが懲罰動議を出していた。
衆院議運委は3日の理事会で足立氏から経緯を聴取。足立氏は、発言内容を取り消さず、謝罪もしなかった。ただ、予算委で注意した河村建夫委員長に対して反論したことなどについては陳謝した。
古屋氏は足立氏に「懲罰動議は6回目。懲りずにこのような行動に及んだ。極めて遺憾だ。言論については最大限の敬意を払うことは当然だが、それを逸脱している」と注意した。懲罰動議は議運委員長預かりとなり、懲罰委員会は開かれないことになった。