(27日、高校野球山口大会決勝 下関国際5―0宇部鴻城)
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「完璧でした」という打球が左中間席へ伸びた。下関国際は一回、エースで4番の鶴田が3点本塁打。鮮やかな先制パンチだった。さらに敵失で2点を追加。「楽な展開になり、テンポのいい投球になった」。マウンドでは147キロを出して最速を更新し、完封だ。
大会前、鶴田の負担を考えた坂原監督から打順を下げようかと提案された。それに納得しなかった。「4番を最後まで貫きたい」。今大会はチーム最多の計11安打13打点。「4番で正解でした」と監督も苦笑した。
山口大会で岩国以来14年ぶりの2連覇を果たし、3季連続の甲子園。先発は全員がこの夏春とも経験し、チームは練れている。未達成の全国1勝に向け、鶴田は「自分たちの壁は甲子園にある」と気持ちを入れ直した。(隈部康弘)