夢届かなかった兄2人の分まで 3度目の甲子園で駆ける——贯通日本资讯频道
您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> スポーツ >> 正文
夢届かなかった兄2人の分まで 3度目の甲子園で駆ける

(17日、高校野球)


18日締め切り! 夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム


甲子園の全試合をライブ中継 バーチャル高校野球


下関国際(山口)は17日、ベスト8進出をかけて木更津総合(東千葉)と対戦。木村大輝君(2年)は兄2人の背中を追って下関国際へ。6番中堅手で先発出場する。兄が届かなかった甲子園で、2人の分までグラウンドを駆け回る。


上から男3人、女3人という6人兄妹。宇部商野球部OBの父光徳さん(42)の影響で幼い頃から野球に親しんだ。長男優輝さん(20)はおっとり、次男和輝さん(19)は気分屋。三男大輝君は、そんな2人とキャッチボールをして遊んだ。


兄が本気でボールを投げると捕れず、泣いた。保育園の頃から夢は「プロ野球選手」。小学校高学年になると、中学生の和輝さんに負けじと毎日5キロ以上走った。「友達の家から帰るときはいつも走っていた」と母典子さん(43)。走ることが好きになり、体力もついた。中学時代はクラブチームに所属し、練習後もプレー動画で研究を怠らなかった。


兄2人は下関国際へ。優輝さんは山口大会決勝、和輝さんは準々決勝まで進んだが、そこで敗れた。今度は、大輝君が進路を決める番。目標時間を設ける800メートル走や、1日千回以上の素振り……。野球部の厳しさは兄から聞いていた。礼儀を重んじ、勝利への執念を忘れない姿勢に、人として成長できると思った。


光徳さんも大輝君を支えた。自分も野球を通じて精神的に強くなった。金銭的には厳しかったが、何も言わずに送り出した。


大輝君は並外れた体力と足の速さを武器に、入学直後から外野手として活躍。昨年の山口大会では先発出場を続け、決勝で勝利。家族の悲願を、高校に入学した年の夏に達成した。


入学後は数カ月に1回、寮近くの公衆電話から兄に電話した。優輝さんからは「監督さんの言うことをよく聞いて、とにかく、がんばれ」と励まされた。


昨夏の甲子園は初戦敗退。「今度こそ」と臨んだ今春の選抜大会も力負け。1勝は遠かった。パワーをつけようと、1回3合の食事に間食で麺類も食べ、体重を8キロ増やした。夏の山口大会準決勝では二塁打を3本放つ活躍を見せた。


そして三度目の甲子園。「兄のためにも、もう負けられない」と臨んだ花巻東(岩手)との初戦で大輝君は好走塁を見せ、七回には同点の本塁を踏んだ。15日の創志学園(岡山)との2回戦。スタンドには優輝さんの姿があった。3四死球で出塁し、犠打も決めた。


優輝さんは「ヒットはでなかったが、仕事は果たした。最後まであきらめず、粘りの野球で逆転してくれた。自分たちが出られなかった甲子園で一日でも長く野球をしてほしい。次もがんばれ、です」と話した。(藤野隆晃)


新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

守備中に「打ち過ぎ。やめてくれよ」 幼なじみは苦笑い
3日目でやっと決着 完投のエース「この悔しさバネに」
雨で応援席も受難 2日連続のノーゲーム、選手気遣う声
元々男子校、女子も学ランに裸足 男女問わず硬派な応援
自由な環境、独特の練習方法「乗り越える感覚、楽しい」
高川学園、早鞆が大本命 県高野連役員の山口大会展望
距離があっても「寂しくなんかない」球児らつなぐSNS
89歳審判、今夏も球場へ いまでも自らジャッジ 山口
野球部員が飲酒・喫煙 高川学園、中国大会の出場辞退
7回2死まで無安打投球、8回に暗転 下関国際・鶴田
7回まで快投した下関国際・鶴田、悔いの残る3球
勝利メザシ球児にテキカツ 亡き両親の誇り、老舗宿守る
下関国際の心優しい「ジャイアン」、甲子園で成長を実感
ベンチ入り地方大会20人、甲子園18人…漏れた球児は
3ラン・最速更新 下関国際「エースで4番」決勝で真価