猛暑と台風とフジロック ベテランのパワー感じた3日間——贯通日本资讯频道
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猛暑と台風とフジロック ベテランのパワー感じた3日間

新潟県湯沢町で開催された「フジロック・フェスティバル2018」は29日夜に閉幕した。台風12号の影響が心配される中、ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞後初の来日公演に注目が集まる一方で、ベテランのパワーを感じた3日間だった。


ディランは3日目の29日に登場。メイン会場となる「グリーンステージ」で、予定の午後6時50分より数分早く演奏を始めた。


ピアノを弾き、ときどきハーモニカを吹く。ギターは弾かず、MCもアンコールも一切ない。ステージ横の大型ビジョンには、グランドピアノに向かって淡々と歌い続けるディランの姿が映し出された。


「風に吹かれて」など、どの曲にも大幅なアレンジが施されている。ディランは張りのある声で1時間半、よどみなく歌いきった。77歳とは思えない力強さだった。


日本人ミュージシャンもベテラン勢が健在ぶりを示した。


フジロックでしか見られない「ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA」は初日の27日に登場。実力派ミュージシャン15人とゲストのトータス松本、奥田民生、甲本ヒロト、仲井戸“CHABO”麗市が競演した。


4人が1人ずつ登場しただけでステージの空気が変わるのはさすが。洋楽のカバーを中心に、それぞれのこだわりを披露した。仲井戸は観客に「ボブ・ディランに会ったらよろしく言ってくれ」と呼びかけた。


中でも盛り上がったのが奥田の3曲目。「なかなかハードルの高い曲を」と紹介し、RCサクセションの名曲「スローバラード」を熱唱した。観客から「ありがとう」という声も。奥田は28日の「ユニコーン」でも出演し、5人で息の合った演奏を見せた。


初日と2日目、メイン会場でトリを務めたのは、ファレル・ウィリアムス率いる「N.E.R.D.」とケンドリック・ラマーという米ヒップホップ勢。世界的なロックの低調が反映されていた中、日本のベテランバンドが気を吐いた。


27日に登場した沖縄の「MONGOL800」は結成20周年。「(フジロックは)苗場20周年。僕らもここまで長く続けられるとは思っていなかった」と、ボーカル&ベースの上江洌清作(うえずきよさく)は感慨深げだった。


「思ってたより時間がある」と、その場で話し合って1曲増やすなど、貫禄を感じさせた。


28日の「The Birthday」は通算7回目のフジロック。「(苗場で)20周年か。20年前、俺、20歳だっけ? あれ? 30か」。ボーカル&ギターのチバユウスケの言葉に客席が沸いた。


ほかに、エレファントカシマシやMISIA、「eastern youth」なども出演した。



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